■記事内容抜粋
◆商材1点で急成長。
特殊な製品を開発した時点で参入した希少な事例
「英語耳習得システム」の販売 ポジポジ学び隊
■概要/現在までの経緯
聞くだけで英語のヒアリングが得意になるという、特殊な英語教材1点のみで成功した珍しいショップ。製品を自社開発した時点で、元々は受験参考書の販売開発だったことからメーカーとしての販売ルートがなく、販路の一つとして「とりあえず作っておこう」的にオープンしたというから何が起きるか分からない。元々競合商品もなくニーズも相当あると感じており、通販向きだと思っていたが、ここまでブレイクするとは夢にも思っていなかったという。
採算が取れるまでに要した期間は6ヶ月。2000年4月に50万円しかなかった売上げは同年12月に7000万円を達成した。
■苦労点/注意点
メーカーとしての経験も通販の経験もネットの経験も皆無であったことから、あらゆる点で苦労した。
その際に大きな財産となったのが、当初体験版を無料で配付する時に行っていたアンケートの回答。その意見に基づき、現在のサイトに落ち着くまでに数百回におよぶ改良を重ねたという。
注意点としては、商店が説得商品なので、理解しやすい説明と分かりやすい画像を使うこと、信頼を維持することを得に心掛けている。また、商品点数が少ないからできることではあるが、文字の小さいサイトの中、読みやすいように大きくしている。他にも、メールその他の問い合わせには「60分以内に対応する」という社内ルールを作り迅速に対応する、迅速な配送、常に売れているサイトを訪問して新しい技術や販売方法を研究する等、入念だ。
■販促/宣伝方法
お金のかからない宣伝は殆どやったが、大きな成果を得られなかったため、有料だがリスクの少ない宣伝方法としてアフィリエイトプログラムを利用したり、各メディアへの広告掲載を行っている。
売り切りの商品1点でかつ消耗品ではないことから、いかに顧客として維持していくかが最大の課題。今後は英語教育に関する情報の提供、新製品の開発、販売に関するニュースの提供、更にリピーターづくりの秘策を検討中。
■顧客の動向/今後の展望
現在の主要顧客は、年齢的にネット人口に比例するかたちで30代を頭に山を描いている。職業としては、ビジネスマンとOLが圧倒的で、他には海外赴任者、留学生、また大学やその他の教育機関、教職者も結構多い。
顧客が求めているものとしては、ショップおよび運営会社の信頼性、決済方法の安全性、対応の迅速性等を感じるが、一番は運営者側の誠実さだと強く感いている。
市場としては今後も急速に増え続けるだろうが、個人経営の域を出ないサイトが殆どを占め、その結果細かいトラブルが増え、オンラインショップの質が更に問われるようになり、次第に淘汰が進み、勝ち組/負け組がハッキリ区別されていくと読む。
■携帯端末への対応/今後のビジョン
既にiモード対応のページを運営しているが、テキストだけで購入決定まで持っていける商品ではないためあまり注力しておらず、別の活用法を模索している。今後質の高い画像表示ができる端末が普及すれば検討していく。
今後のビジョンは、2001年上半期で月商1億台に乗せ、年内に時期の製品開発に着手、システムを強化し、海外にも販売先を開拓する予定。また、株式公開を視野に入れ、資本政策の検討に入る。商品としての将来的な目標は、聴覚訓練システムを日本人の英語学習におけるデファクトスタンダートにし、政府の推進する日本人の国際理解を深めていくこと。
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